008

巴絵の甘美な夜



・・・・・・・・・・・誘惑の試着室<7>・・・・・・

「すみません・・・お手洗い・・・ト、トイレに・・・」

巴絵は眩暈さえ覚えそうになりながら、やっとそれだけ言った。

「はい、それじゃ・・・・・」

店主は試着室の隅の、ラタンの脱衣箱の下の段を引っ張った。

そこは引き出しになっていて、白いタオル地のバスローブが畳まれて収まっていた。

シャツを羽織ろうとする巴絵を圧しとどめるように

「これを羽織ってらっしゃい。さぁどうぞ」と、巴絵の手をとって、

脱いである巴絵の靴の並びにおいてある皮のツッカケ式のサンダルをはくよう、うながした。

やっと、という感じでサンダルをつっかけた巴絵は、

店主に手を牽かれたまま試着室からトイレへ案内された。

「今着けているパンティは採寸してないから、トイレのボックスに入れといてくださいね」

という店主の声をオボロに聞きながら、巴絵はトイレのドアを閉めた。


バスローブを脱ぐのももどかしく投げ捨てるようにした巴絵は、

パンティを足首まで落とし、ドカリという感じで便座に腰を下ろした。

幸いなことにそのトイレはウォシュレットつきだった。

もはや猶予のない巴絵は、あわただしくウォシュレットのセレクタをビデにセットし、スイッチを入れた。

とたんに体温よりちょっと高めに温められた水が巴絵の秘密の場所を打った。

「はぁぁぁぁぁ・・・・・」

ぬるま湯が局部をヒットする快感に、巴絵は本来の目的、秘部を洗浄することを忘れた。

いや、「トイレに・・・」と言ったとき、すでに忘れていたのかもしれない。

「ああ気持ちいい・・・・あはぁぁ・・・・・」 巴絵の右手は、店主に摘まれて突出している左の乳首をブラごしに摘み上げた。

摘みながら右に左にひねった。

ひねるとともに電気マッサージ器のような快感が、巴絵の秘部の奥深くに届いた。

まるで乳首と秘部とが直結しているかのように・・・・・

もはや快感のとりことなった巴絵は、

そこが買い物をしに来た店のトイレだという意識も完全に失っていた。

巴絵は左手の中指と親指で、ウォシュレットに打たれている自分の秘部を割りひらき、

トロトロになっているその秘裂の頂上に鎮座する可愛いクリットの包皮を人差し指でむきあげた。

人差し指に潤いをたっぷり塗りつけ、むきあげたクリットを優しく指の腹で撫ではじめた。


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