009

巴絵の甘美な夜



・・・・・・・・・・・誘惑の試着室<8>・・・・・・

撫でるたびに巴絵の秘部からは潤いが湧き出した。

ウォシュレットによるヒットの快感をクリットに受けやすいように腰を前後させながら、

巴絵はさらに快感を追い求めた。

巴絵の唇からは快感のうめきが続けざまに漏れ出た。

「はぁぁ・・・気持ちいい・・・お大事・・・あたしのお大事・・・・気持ちいい・・・

はぁぁぁぁ・・・んんんん・・・いいぃぃ・・・・あああ、いい・・・」

クリットへの愛撫をウォシュレットのマッサージに任せ、

巴絵はさらに快感をむさぼるように、中指を秘裂に浸入させた。

噴火しているように熱いマグマがトロトロトロトロ湧き続け、

巴絵の中指は簡単に秘裂に浸入を許可された。

許された以上、中指は容赦なく巴絵の秘穴を自在に動きまわった。

中指が秘穴のクリットの裏あたりを探り当てたとき、

巴絵の右手は今までより一層強く、巴絵の乳首を摘み、そしてひっぱりながら左右にくりくり回転させた。

同時にひときわ高い声を、巴絵は発した。

「はぁぁぁぁんんん・・・・気持ちいい・・・いく・・・・いきそう・・・・ああ、いく・・・巴絵のお大事いく・・・・

お大事きもちいい・・・・いっちゃうぅぅぅぅぅ・・・・ああいくっいくっ・・・・・お大事いっくぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・・」



しばらくトイレに腰かけたまま、ぼぉっとしていたらしい。

気づいてみると巴絵は、左の人差し指を自分の秘裂に置き去りにしたまま、
ウォシュレットのマッサージを受け続けていた。

このままではさらに快感のとりこになり、本来の目的を忘れかねない。

巴絵は気だるげに下半身に残っている官能の残滓をふりはらい、

ウォシュレットを本来の目的に使用した。

乾いたティッシュで秘部を拭うと、落としてあるパンティに目がいった。

それは巴絵の恥ずかしいシミいっぱいのパンティだった。

思い出して巴絵はトイレの隅を探し、ボックスがあるのを見つけた。


見まわしてわかったのだが、そのトイレも試着室と同じように、

店の外見から想像できないほど大きかった。そしてやはり清潔だった。

一般にトイレというところはタイルなど、清掃しやすい素材で壁や床を被うものだが、

優にここも六畳はありそうに見えるトイレは、そういう素材をいっさい使っていない。

吸音性がありそうな柔らかい素材の壁、そして床は交換可能なパイル地の敷物のように見える。

いずれも淡い色でまとめられていた。

「ボックスに入れろ、ってどういう意味なんだろう?買わなくていいのかしら?」

店主の指示があったとはいうものの、

それでもこの汚したパンティをどうするのか、購入すべきなのか・・・・・

まさかこんなものを他人に見られるのも、このうえなく恥ずかしく、渡すのは絶対に避けたかった。

あれこれ迷ったすえ巴絵は、

とりあえず投げ捨ててあったバスローブのポケットに、汚したパンティを丸めて入れた。

そのままバスローブを肩から羽織り

(それはバスローブの下はブラだけ、というおかしなかっこうだったが)

どういう顔をして試着室まで戻ろうか、ためらいながらトイレを出た。


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